薔薇十字団
薔薇十字団って名前が超少女漫画っぽくてうけるんだけど、恐らくこの辺から噂をコントロールして世論というものを生成する民主主義というものが本格的に始まったと考えられる。
キリスト教社会に於いて情報の中心地は教会だった。教会に影響を与えられる王族貴族だけが世論生成できる状態だったのが、例えば貿易商人が演劇に投資することで新たな価値観を提示するといった素人の民衆への影響力というものができてきた。
日本では音阿弥の影響力を民衆は崇めた。その影で、近江申楽といった土着民芸が廃れた。
傀儡女が公家を捕まえて子供が生まれれば、脅して公家の側室になれたのかも。
日本がその頃ヨーロッパで伝説化したのは、ロマンだなんだというだけではない気がする。当時は世界征服という幻想が犬ころみたいに身近だった時代。
無限資源国日本をさっくり奪って金儲け。あとは回りの国たちをぶっ殺してやる。
そんな感じの「感覚」が普通だった。
ユダヤ人と非人というのは境遇が似ているだけ。
人に非ずと蔑まれて、ただ生きることに必死だった。
賤民貴族千差万別。あるのは生存本能だけ。昔も今もそれは変わらない。