はんだえもん’s blog

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2022-01-01から1年間の記事一覧

STHR

五十音表というものがある。AIUEOの母音が縦軸、横にKSTNHMYWが連なる発音を表す表である。 これを見ると、日本語には50音しかないと思うだろうが、これ以外の発音も多数存在する。その多くが、HSTRに集中している。SとTS、THとT、Z、RとL。これは前置詞と語…

にの秘密

はじめに これは日本語に関する考察である。 言語というものは非常に歴史深く、地域による相違が甚だしい。あり得ない話だが、もし世界中の人間が同じ言語で話せたら、身分差も争いもいくらか和らいでいることだろう。 争いの根元にはいつも言語のちょっとし…

盃→宗像→月

逆月→盃という仮説 宗像三女神は誓の儀によって生まれ、隠された神格。 月読は天照、スサノオと共に生まれ、隠された神格。 ペルシャ北部にいたスキタイという民族は、盃を重要視してヘラクレスやポセイドンを祀った。 髑髏盃もスキタイの風習。織田信長は朝…

交代氏族制度

皇太子→交代氏という仮定。 家長制度の一般認識では男性の優位がある。故に、男性側に女性が単身で嫁ぎ、その家族間においても主人側の家族に優位がある。 これを二本柱の二次元論で考察すると、長子を産んだ母親がその孫の代において一番偉いとなる。 故に…

子取り

夜明けの晩に、外で泣いている子がいれば。という話。 かごめ、かごめというのは敵に囲まれた絶体絶命の情況の想定であると同時に、仲間に守られているという暗示でもある。 古代から日本は天皇という祭祀王と将軍という統治王の二本柱が政治の中枢であり頂…

シノガラ

神隠し、人攫いというようなことは、崖から落ちたり獣に食べられたり、あらゆることが考えられる。 亡くなってしまった遺体が川に流されたり、海に落ちて流されたり。 身内からすれば、突然人が消えてなくなる、という現象を冷静に可能性として仮説を組み立…

噛んで吹く

藤原北家の祖は藤原不比等、その父は中臣鎌足。もっと辿ると、天児屋命=アメノコヤネノミコト。 アメノというのは姓なのか役職なのかわからない。ただアメノホヒという神が気になった。 アメノホヒの子が天夷鳥命=アメノヒナトリノミコト。ヒナ=夷=日奈とい…

恐怖に関する考え方

古流武術に関する記述の中で最も古いとされるのは念流であって、これは念阿弥慈恩が鞍馬山で出会った異界のものからの伝授とされている。 1350年、天狗伝説の始まりでもあるのだが、これは元寇の生き残りであるか、またはテングリ=天理教の隠密であったと思…

利益 目的としての利。 取引の大部分は価値の移動であり、その交換性によって生じる利益というのはプラマイゼロになるのが基本である。 公共の利益となるには、事業主体の損害可能枠の中で破綻せず客体に対して利益を与え続ける仕組みの構築が不可欠。 事業…

アメリカとは

律令制はピラミッド式に身分を決めて責任と扶養のバランスを取るもので、計画的輿入れで相互の血の支配を行う統治方法だ。 民は王の支配下にあり、同時に王も民の支配下にある。ここから逃れようとしたのが中世の歴史だと考えられる。 民はいかに王の支配か…

キリストのイメージっていうのを贄として考えると、じゃあその目的を縄張りの主張だとすれば、キリスト教圏を作り出しているのはユダヤ人「その選民」だということになる。 贄が神の世界の住人になるという考え方は宗教の共通的な所だけど「ジャンヌダルク、…

薔薇十字団

薔薇十字団って名前が超少女漫画っぽくてうけるんだけど、恐らくこの辺から噂をコントロールして世論というものを生成する民主主義というものが本格的に始まったと考えられる。 キリスト教社会に於いて情報の中心地は教会だった。教会に影響を与えられる王族…

哲学的に可愛いを考えると

養老孟司さんが「親ガチャ」という概念に対して「子供の事を考えて産む親はいない」というようなことをおっしゃっていました。 確かにそうだなと思って考えてくと、子供の可愛さというのは無意識の要求の形であって、それは造形と共に一種の遺伝的命令のよう…

賊と侠

支配者にとって戦争とは、軍勢を削がれる事である。 軍勢とは何か。解釈を強制するものである。 敵将を討ち取るまでが戦争。敵軍を味方として扱うには、多くの段階を成功させなければならない。 戸惑いや不満、殺意を抱えつつ応無しに従うものは軍勢未満であ…

損害について

人の損害には二種類ある。 ひとつは物質的な物、あるいは人との関係性のなかでの証明を失うこと。財布を無くす、お金を盗まれる、あるいは家や土地を没収されること。 そして婚姻証明や身分証明を失うこと。離婚で嫁や夫を失う、死別によって子や親を失う。 …

傀儡女

てっきり白蓮が女性における自由主義思想の始まりだと思ったけど、傀儡女(くぐつめ)という存在が室町時代からあった。 人形浄瑠璃の始祖的なものであることは疑い無いが、それほど文化的価値を持った芸術であったとは到底思えない。 今で言うと路上ライブみ…

物言い

白んでゆく空を見上げ欠伸をしながら、城の見廻りをしていた。 門の前に、異物があった。 それは、死体であった。 はらわたが裂かれ、門に向かって引き出されていた。 エボシサマにすぐさま報告し、二人でその死体を近くの山へ運び、埋めた。 「百舌の早贄、…

切腹について

どうも小さい頃から、切腹という概念が腑に落ちなかったのを覚えている。 武士道という概念の中にあって潔さ、潔白を訴える手段だという。 首を獲られるか、切腹が「許される」かみたいな考え方は、徳川政権が作り出した統治上の精神論であって、それが現代…